2021/10/27
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鼻呼吸のすすめ |
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季節が冬に近づき寒くなってきたので、風邪やインフルエンザの対策を心掛けましょう!
予防策として考えられるものをご紹介します。
細菌やウイルスなどの病原体は、皮膚や消化管、そして気道の粘膜から侵入してきます。消化管や気道の粘膜で防ぐのが大切な予防策になります。
そこで気道で防ぐのが「気道免疫」です。 気道の粘膜には、テニスコートの広さに相当するリンパ組織があります。ここでは吸入された細菌など異物の体内への侵入を、免疫細胞が防いでくれています。
この免疫機能を十分に発揮するのが、「口呼吸ではなく鼻呼吸」です。
※ 「鼻呼吸のすすめ」
鼻呼吸には、3つの役割があります。
1、空気をクリーンにしてくれる。 まず鼻毛は、ほこりなどが体内に入って来るのを防ぎます。 そして鼻粘膜にある線毛と粘液層が細菌やウイルスを捕獲したり増殖を防いでくれます。
2、加湿をしてくれる。 鼻水は1日に約1リットルも分泌されています。その鼻水を利用して肺に入る段階では空気の湿度が90%以上に高められます。
3、空気を温めてくれる。 そして鼻腔を通るあいだに温度も35度~37度になると言われており、肺への負担が減って免疫機能も高まります。
人にはこんなにも素晴らしい機能が備わっております。 |
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