恵心堂整骨院・治療院
  
 世界水準・正統派のフランス式オステオパシー整体&バッチフラワー花の療法 -
 
 
  〝オステオパシーの優しい手技は、身体が健康になろうとする自然治癒力を高めていきます。
 
 そしてバッチフラワーレメディを使うと、ストレスを感じている心が自然と癒されていきます。
 
身体を全体で整えることで、痛み、しびれ、薬、注射から解放されて「病気の予防」へと歩んでいきましょう!”
 
2020/2/7

推薦図書(2020年2月)

 

 

推薦図書1 『秘教治療(上、下)』

アリス・ベイリー著 AABライブラリー翻訳・発行

 

私が施術の世界に飛び込んで、早くも四半世紀になろうとしています。日々の仕事で患者さんに触れる際に、その人が健康であるかどうかは、どこで差が付くのだろうかと考えさせられます。

私の一つの答えにそれは、「まず自分をよく知ること、そして、いつも自分を客観視していること」だと思っております。

 

そこで、私たちが行っているオステオパシーは生理的身体を知る手技としては最も適しているものではないでしょうか。我々が学びうる解剖学について徹底的に解明をして、そして機能を整えて行く。その人の全身を隈なく検査をして体全体のシステムをとらえ正常化していく。これ以上身体の事を詳しく知り、整えて行く整体や手技は他にはないと思われます。

来院される患者さんにとって今の症状が出ているのは、一体どの様な原因で起こっているのか?

私たちオステオパスがそれを教えてあげて、施術を行い、自然治癒力によって症状が変化していくことになります。オステオパシーは、その人の生理的身体の状態を知りうる最も適したツールになります。

国際セミナーにてヴァンソン・ベネデット先生に出会い、バイブレーション・ヒューマンという新たな身体のとらえ方を知りました。

そのセミナーのテキストには、人間の構造が太陽系の7つの界層と比較して載っております。これはアリス・ベイリー著「トランス・ヒマラヤ密教入門」から引用したもの。そこでアリス・ベイリーについて探求していくと、私たちが知る伝説のオステオパスであるフルフォード先生に辿り着きました。

 

 フルフォード先生は、ご自分の身近で学んでいる人たちに、「アリス・ベイリーの全書籍を読みなさい」と語っていたという記録が残っております。

 

さらに探求心が出た私は、アリス・ベイリー著「秘教治療(上、下)」を紀伊国屋書店で購入しました。しかし、それを読んでも全く歯が立たなくチンプンカンプンでした。

そこで丁度、2019年1月からエソテリック・ヒーリング年間講座をやっている事を知り、神尾学先生の所へ学びに行っております。

エーテル体とは、チャクラとは、輪廻転生と死とは、アストラル体、病気の最重要要因とは、メンタル体と瞑想とは、魂とその進化のメカニズムとは、カルマとは、7種光線理論とはなど。

月に1回のペースで学んでいき、エーテル体のエの字も、チャクラのチャの字も知らなかった私が「あっ、こういうものなのね!」と少しずつ理解を深めております。

 

アリス・ベイリーのほとんどの著作の巻頭に掲げられている文章の中に「私が書いた本は、受け入れられるよう要求することなく世に出される。それらは正しく真実で有益なものかもしれない。それらが真実であるかどうかを適切な実践と直観の修練によって確信するのはあなた方の役目である」と書かれていますが、フルフォード先生はまさにそれを遂行して、確証を得たのだと思います。

私も真実であるかどうかどうかの確証を、毎日の瞑想とクリヤヨガの実践、バッチフラワーのプラクティショナーとしての自分と患者さんへのケア、そしてオステオパシーの仕事での実践によって得て行きたいと日々思っております。

 

 

推薦図書2

『自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全』

本間真二郎著 大和書房

 

 本間先生は、札幌医科大学医学部を卒業され、大学院での研究はウイルス(微生物)学。そして、研究論文が評価されアメリカの国立衛生研究所(NIH)に3年留学をし、帰国後、札幌医科大学付属病院の新生児集中治療室の室長を経て、現在は栃木県那須鳥山市に七合診療所に赴任されました。

 

現代西洋医学の最先端の大学病院から、なぜ真逆とも言える田舎の診療所へと移ったのか?

 

かつての本間先生は、西洋医学を一日も早く究め、薬や注射などを駆使して病気に対処するのが最善と考えていました。しかし、外来で先生が毎日診る子どもたちのほとんどは、恐らく薬を出しても出さなくても大差なく治るであろうと思われました。西洋医学ではそもそも病気にならない様に指導をしたり、健康を増進することについては全く考慮していません。そして、病気や健康上の問題を抱えた子どもたちは、右肩上がりに増え続けているのが現状です。そこで先生は、西洋医学にこだわることなく、よりグローバルに大きな視点から、病気や健康について根本的に考え直そうとしたのです。

 

ここで本間先生は、私たちのオステオパシー哲学のひとつでもある自然治癒力に着目されました。まず先生は自然の仕組みを理解するために、自然農による作物の栽培を始め、現在では、米や季節の野菜をほぼ自給自足でまかなっています。さらに、自分で育てた麹菌などを利用して、味噌、醤油、酢、納豆、甘酒などの調味料や発酵食品も手作りで楽しんでいます。そして、自然に沿った生活をしていく中で、すべての病気は、自然から離れた日常生活(食事、生活、メンタル)にあるというとてもシンプルな結論に達し、そのことを伝える活動を始めました。

 

本書の第一部は、暮らしについて。

健康や病気は日常生活がすべてという観点から、衣食住と毎日の生活が書かれております。そして、第二部は、体と心について。妊娠前、妊娠中の過ごし方。母乳、人工乳、離乳食、成長発達。アレルギー。ワクチン、感染症。心。病気とホームケアが書かれております。

この本は大全となっており、始めから読んでも、興味のある項目を先に読んでも大丈夫な様に書かれています。

 

私は興味のあるアレルギーの項目をまず読みました。一番の問題となるのは、アレルギー性の病気がものすごい勢いで増えていることです。例えばアトピー性皮膚炎は、つい50年ほど前までは約1000人に1人、70年ほど前は約1万人に1人以下というものでした。しかし、現在では、軽いものまで含めると子どもの約3人に1人にアトピーが見られます。他のアレルギーも同じで、花粉症は、現在では国民の約2人に1人と見積もられています。

 

そこで先生が考える3つの要因は。

 

1)免疫のアンバランス(微生物の排除が免疫の暴走を引き起こすという衛生仮説)

2)必須脂肪酸のアンバランス(ω-3系が少なく、ω-6系に傾き過ぎる)

3)自律神経のアンバランス(現代の子どもの不自然な生活)です。

 

さらにアトピーを含めた現代病の多くは社会全体の問題で、私たちの数世代前から始まっている体の変化がベースにあると書かれています。現代社会は様々な化学物質にまみれているので、ほとんどの子が毒を持った状態で生まれて来ると考えて良いでしょう。むしろ自然に沿った暮らしを見直し、実践している家庭の子の方が、乳児湿疹の症状が出やすいという印象を持っていると先生は書かれております。これは症状が出ていることが必ずしも悪い訳ではなく、人生のなるべく早い段階で、体内にある毒を排出しているだけなのです。逆に言うと、毒を排出出来る力を持った子どもであると解釈することも出来ます。自分だけでなく、これから続いていく次世代にとっても必ず良い影響をもたらすでしょう。

 

 次に興味のあるのは、心の項目です。先生は、人の健康には心の状態が影響する部分が大きいと考え、病気の背景には心の問題があると言われます。これは先ほど推薦した秘教治療の本にも同じ様な事が書かれております。病気の原因の90パーセントは、エーテル体かアストラル体に見られるとあります。

簡単に言うと、心の状態は体をコントロールしているという事です。

ホメオスタシスの3系の中心は、自律神経です。びっくりすると、目を見開き、心臓がドキドキし、呼吸が早くなり、冷や汗をかきます。ゆっくりとリラックスしている時は心臓の動きも遅くなり、呼吸も深くなり、眠くなったりします。これらを無意識に調節しているのが自律神経となります。心の状態は、この様に、自律神経を介して体の上のレベルから支配しているのです。さらに、無意識の部分のずっと奥で、心は地球である自然の意識ともつながっています。地球である自然の状態が自律神経をコントロールしています。つまり、自律神経とさらに上位の中枢である自然を介して二重に上位から体を調節していることになるのです。ですから、心は体の上位中枢なのです。

 心はどのように発達するかの項目に本間先生が参考になさった本があります。それを3つ目の推薦図書に挙げたいと思います。

 

 

 

推薦図書3

 『子は親を救うために「心の病」になる』 

高橋和巳著 筑摩書房

 

 この本は、精神科医である高橋先生がクリニックの中で体験されてきた症例を元にしているので、エピソードとして話が展開されていて、とても読みやすく感じました。

しかし、しっかりと「この世界」に生まれて大人になるまでの心の発達段階について順を追って説明されております。

その人の心理システムは段階を追って発達するもので、通常は四つの段階を経て完成されます。それは、

1)乳幼児期(心身ともに親と一体の時期。0~3、4歳)

2)学童期(親と一緒に生きる時期。4、5歳~12歳)

3)思春期(親から精神的に自立していく時期。12歳~20歳ころ)

4)成人期(適応が完成し、社会の中で生きる時期。20歳ころ~)です。

 

12歳頃までは、子どもは無心に親を真似て生き方を学び、それに従っていく。親を信じて疑わない。すべては親が基準である。それは、やがて大人になっていく時の大切な心の基盤となる。しかし、親も完璧な人間ではない。気持ちの偏りや悪い心、嘘、つらい気持ち、間違った生き方を抱えている。子どもはそういった親の「心の矛盾」もまた無心にまるごとコピーする。そこで、親の「心の矛盾」が大きいと、それを取り込んだ子どもは親と同じ苦しみを生き始めてしまう。抱え込んだ心の矛盾は、しかし、次の思春期になって爆発して、激しい反抗期が続いたり、子が「心の病」になったりする。

 

いろいろな親子が思春期の「心の病」をかかえて、先生のクリニックにやって来ます。

不登校、引きこもり、万引き、リストカット、拒食症、過食症、家庭内暴力、非行、ドラッグなど。これらは、親から引き継いだ「心の矛盾」が子の中に生み出した「病」である。と同時に、教わってきた生き方を修正するために子ども達が始めた抗議行動であり、親子関係を見直すためにとったぎりぎりの手段である。ここまでしないと、親は訴えを聞いてくれない、振り向いてくれない。十数年間、無心に親に従ってきた子は、心の深いところで、親と一緒に治りたいと願う。親が生き方を修正して親自身の苦しさを取ってくれなければ、自分の苦しみも取れない、と知っている。

つまり、親は子育てを通じて、自分の心の問題と向き合う事になるということです。

自分の心の中にある問題点を再確認し、もう一度改善できるチャンスが与えられているのです。ですから子育ては親育てでもあります。親は自分を改善させてくれる機会をいただいた事に感謝し、自分の成長に子どもをむやみに巻き込んだり、利用したりしてはいけないのだと思うのです。

 

 さて、著者は本書にて、心理学で言われている今述べた四つの発達段階の先に、第五の発達段階を付け加えております。

それは、心の「宇宙期」です。

人が心理システムを作っていくプロセス(人との付き合い方、人生観、善悪を判断する倫理観など)は、心の全体性を削っていくことでもある。

例えば、心は四次元空間(またはそれ以上の空間)を自由に動こうとするが、ここ地球では三次元空間を基本にした方が動きやすいし、効率的であると教わる。心がとんでもないことを考えても、地上にはそんなことはありえない。ちょうど彫刻を作り上げていく様に、自分の心の形を整えていく。ただし、彫刻と異なるのは、そぎ落とされた素材は捨てられずに心の奥底に眠っていることだ。やがて、心がさらに大きくなろうとする時にもう一度形を変えて利用されるのである。

 

子どもは大人が忘れたことを知っているようだ。正確に言えば、大人が閉じてしまった世界をまだ持っているようだ。著者がクリニックで子ども達の話を聞いていると。ある子は「窓の外に小人が三人いて、じっと中を覗いている、怖くはないけど、なんか嫌だな、でも、よくあるんだ」と。ある子は、「時間は真っすぐじゃないよね、曲がってるんだ」と。また、「遠くにあるものが大きく見えて、近くにあるものが小さく見えることがあるんだよ、実際の大きさとは違うんだ、気持ち悪いよ」と言う。謎めいた発現は、私たちが見ている同じ世界を異なる角度から見ている証拠だ。常識的な「大人の価値観」を一時離れて、彼らの言葉に耳を傾けると、ある時は『不思議の国のアリス』の様な話をしてくれるし、ある時は、どこかで聞いた創世神話の様な話をしてくれる。

「宇宙期」とは、この様な大人になるプロセスでそぎ落としてきたものが復活し、成人期とは違う心が生まれる現象だ。この頃には人は人生を振り返り、その先に確実に存在する死を予測し、自分の人生はいったい何なのか、自分は誰なのかと自問する。その答えを見いだそうとした時に、「それ」が起きる。

 
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