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新型コロナウイルス感染症予防としてのオステオパシー手技療法 |
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2020年 04月 18日エキサイトブログに掲載したものを転載しました。 「新型コロナウイルス感染症予防としてのオステオパシー手技療法」
○1918年から世界的に大流行したスペイン風邪(インフルエンザ)
世界人口18~19億人の約27%に当たる5億人が世界中で感染し、死者数は2000万人とも1億人と言われております。
当時の日本の状況は東京都健康安全研究センターによると。
1918年8月から1921年7月までの合計で、患者数23,804,673名、死亡者数388,727名、対患者死亡率1.63%。
ちなみに 1918年12月31日現在の日本の総人口は56,667,328名(日本帝国人口静態統計, 1919)であるから、第1回目の流行では、全国民の37.3%がスペイン風邪に罹患したことになります。
○インフルエンザに対してのオステオパシー手技療法の有効性
アメリカのオステオパシー協会によると、インフルエンザの患者110,122人に対して2,445人のオステオパシー医が治療にあたり、その結果、死亡率は0.25%。
オステオパシー手技療法を受けずに薬物療法のみでは、死亡率は5%であったと報告されています。
なぜ有効であったのか?
「オステオパシーは、環境に適応できる様に、機能を保つお手伝いをします」
大事なのは「機能」に着目している点です!
○オステオパシー手技療法により以下のことが期待出来ます。
1、肺の機能(血液に酸素を取り入れる。吸った病原体に対する防御)
2、リンパ・免疫の機能(感染症からの防御)
3、血液循環の機能(白血球がウイルスから守る)
4、自律神経の機能(脊柱からの交感神経節より内臓への影響。迷走神経を働かせて臓器へのストレスを除去)
5、筋・骨格の機能(頚椎、胸椎、肋骨、横隔膜等の動きを良くして、関連する組織の機能を高める)
6、他内臓の機能(腸、脾臓、肝臓等の機能を回復させる)など。
○まとめ
ウイルスというのは、100年前も今も無くならないものです。
ウイルスをただ忌み嫌い、不安や恐れを増やしてしまうのではなく、ご自分の体を見つめ直して、免疫力や自然治癒力といった神秘性に気づき理解を深めて参りましょう。
オステオパシー手技療法は、筋肉や関節の痛みや不調にだけ対処するのではなく、体の機能を回復する事で対処出来るものは多岐にわたります。
ご自分の自然治癒力を高めることで、様々な疾患の予防や改善へと期待できます。ぜひ一度、お近くのオステオパシー治療院へご相談されてみてはいかがでしょうか。
以下のサイトを参照させて頂きました。
アメリカオステオパシー協会(AOA)
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